2016年 06月 29日
雁の寺 瑞春院
水上勉さんの「雁の寺」で有名です。幼い水上勉さんが、その昔修行されていた寺です。
襖に描かれた親子鳥の絵にお母さんへの思いを募らせ、寺を飛び出した事もあったそうです。
後に「雁の寺」という作品が生ました。
以前、友人と二人でここを訪れ、水琴窟の音色に耳を澄ませ、お寺を案内していただきました。有名な親子鳥の襖絵の前で、水上勉さんの雁の寺のモデルとなった絵ですと説明された時、?⁇となりました。雁てこんな鳥だったかな〜〜?と。
案内の方は何か勘違いされてる…?と思ったのです。でも静かに話を聞いていました。
お寺内の案内が終わりお話の最後、あの襖絵は雁ではありません、孔雀ですと。
水上勉さんは長い間、ずっと雁の親子だと思い違いしていらしたんだそうです。
有名になられた後に、この寺を訪れてはじめて明らかになった事実。
実際に瑞春寺には雁の絵はあるのですが、それはもっと上の位のお坊様のお部屋の襖で、小僧さんだった水上さんは当時は
入る事も許されておらず、目にしておられないとの事。
知らんかった〜その日は何だかとてもお得な情報を手に入れた気分で帰宅し、家族に自慢げに披露したkaroku3なのでした。
毎朝この前を通る度に思い出します。
今は青もみじ
次々に咲いていく蓮の花
by karokusan461-2
| 2016-06-29 09:00
| ライフスタイル
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