2018年 10月 04日
ずいき御輿を見に行く
北野天満宮の秋祭り













「ずいき祭り」は
10月1日から5日まで行われます。
昨年初めて見に行き、ずいきで葺いた屋根に野菜や穀物で飾った御輿の美しさに
本当に驚きました。
一日に北野天満宮から西ノ京御旅所に運ばれ、四日に氏子の地域を巡行して北野天満宮に帰ってきます。
今年も西の京の御旅所に見に行きました。
二回めでまた新たな発見がありました。



全て野菜や穀物で飾られてます。

これがずいきです。里芋の茎

ずいきで屋根を葺いてあります。

すみ瓔珞(すみようらく)という四隅の飾りは赤茄子や柚子、五色唐辛子や野菜の種でとても色鮮やかで美しい。
四面それぞれなんらかのテーマがあり

こちらは「クマのプーさん」「狸寝入り」

こちらは「鯛」、うろこはかぼちゃの種ととうもろこしの粒でした。紫の花は千日紅
このハート型の飾りは桂馬といいます。
とうもろこしの皮やヒゲ、もみ殻、湯葉・麩など本当に色々な作物を使ってあります。
昨年は気づかなかった所、麦わら細工

切り紙細工のような美しい模様は、麦わら細工です。ストロー状の麦わらを開いて切ったり貼り合わせて文様をつくっあります。
この細やかな仕事ぶりに感嘆です。

作った町名が書いてあります。
連綿と続く技術が住民の方に受け継がれている事にびっくりです。
茗荷、稲穂、麦、もみ殻、栗…
まさに五穀豊穣に感謝する祭りに相応しい御輿です。
ずいき祭りは、村上天皇の時代(946~967年)に始まったといわれています。大宰府で菅原道真公が彫られた木像を随行の西ノ京の神人(じにん)と呼ばれた神職が持ち帰り、秋の収穫時に野菜や穀物をお供えしたのが始まりとのこと。
御輿の形になったのは江戸時代のことのようです。
昨年は、どんな作物を使ってあるのかを見て感心するばかりで、麦わら細工にきづきませんでした。
新たな感動を胸に家路につきました。
来年は御輿だけでなく、神事も見に行きたいと思いました。
明日の巡行も楽しみです。


北野天満宮で巡行の出番を待つ車が飾ってありました。

by karokusan461-2
| 2018-10-04 09:00
| ライフスタイル
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