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ずいき御輿を見に行く

北野天満宮の秋祭り

「ずいき祭り」は

10月1日から5日まで行われます。

昨年初めて見に行き、ずいきで葺いた屋根に野菜や穀物で飾った御輿の美しさに

本当に驚きました。

一日に北野天満宮から西ノ京御旅所に運ばれ、四日に氏子の地域を巡行して北野天満宮に帰ってきます。

今年も西の京の御旅所に見に行きました。

二回めでまた新たな発見がありました。

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全て野菜や穀物で飾られてます。

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これがずいきです。里芋の茎

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ずいきで屋根を葺いてあります。
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すみ瓔珞(すみようらく)という四隅の飾りは赤茄子や柚子、五色唐辛子や野菜の種でとても色鮮やかで美しい。

四面それぞれなんらかのテーマがあり

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こちらは「クマのプーさん」「狸寝入り」

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こちらは「鯛」、うろこはかぼちゃの種ととうもろこしの粒でした。紫の花は千日紅
このハート型の飾りは桂馬といいます。

とうもろこしの皮やヒゲ、もみ殻、湯葉・麩など本当に色々な作物を使ってあります。

昨年は気づかなかった所、麦わら細工


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切り紙細工のような美しい模様は、麦わら細工です。ストロー状の麦わらを開いて切ったり貼り合わせて文様をつくっあります。

この細やかな仕事ぶりに感嘆です。


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作った町名が書いてあります。


連綿と続く技術が住民の方に受け継がれている事にびっくりです。



茗荷、稲穂、麦、もみ殻、栗…

まさに五穀豊穣に感謝する祭りに相応しい御輿です。


ずいき祭りは、村上天皇の時代(946~967年)に始まったといわれています。大宰府で菅原道真公が彫られた木像を随行の西ノ京の神人(じにん)と呼ばれた神職が持ち帰り、秋の収穫時に野菜や穀物をお供えしたのが始まりとのこと。
御輿の形になったのは江戸時代のことのようです。

昨年は、どんな作物を使ってあるのかを見て感心するばかりで、麦わら細工にきづきませんでした。

 新たな感動を胸に家路につきました。
  
来年は御輿だけでなく、神事も見に行きたいと思いました。

明日の巡行も楽しみです。

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北野天満宮で巡行の出番を待つ車が飾ってありました。

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by karokusan461-2 | 2018-10-04 09:00 | ライフスタイル | Comments(0)