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佳六 さんの遺品

祖父 佳六じいちゃんの日記と一緒に仕舞われていた冊子

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第21特設警備隊 中国32057部隊
原爆被爆者世羅部隊戦友会名簿


実家の片付けの中で見つけました。

招集はされたけど、戦争には行っていない、とはきいていました。

昭和20年4月25日に部隊発足、5月1日より軍事教育招集、330名が教育終了、その後解散して自宅待機

7月5日より110名が10日間広島警備招集、15日招集解除

7月28日より別な部隊110名広島警備招集、

8月6日、8時15分原爆投下、30余名戦し、他全員重傷

8月7日から14日まで220名広島出動、原爆被爆救援に従事

8月15日終戦


村単位の集団で構成された部隊が、期間をずらして広島市警備の為に駆り出され、

部隊330名のうち100名以上が死亡


祖父を含めこの村の隊員は、たまたまその日に自宅待機組だった事で原爆に遭わないですんだということなのでしょう。

名簿には出身地、部隊名、生死別、遺族氏名が書かれており

馴染みのある地名や苗字を目にした途端


戦争と原爆という悲惨な事実がまさに身近に、寒気を覚えるような怖さと共に

迫ってきました。

寡黙な佳六じいちゃんは、戦時中の話しも訓練の話しも一切しなかったけれど…

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八月六日のこの日、押入れの木箱から日記と名簿を出して、風を通して

古い木箱にまた仕舞いました。


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by karokusan461-2 | 2020-08-07 09:00 | ライフスタイル | Comments(0)