路線バス 最終便に乗る

　一日四便、土日や長期休暇中は運休、そんな過疎地の路線バス。　ついに廃線😢

　保育園の時は、みんな一丁前に定期券を通園バッグにぶら下げて、路線バスで通園しておりました。

まだ各家庭に車もない時代。

　何でも揃ってたこのお店が停留所でしたが、

今はここも空き家です。

中学の時は隣町の耳鼻科に通うのに、中学校下のバス停から一日おきにバスで通いました。

高校は、8キロの道のりを自転車通学

雨の日や雪の日に、バスのお世話になりました。

高校に入学して間もない頃、突然の大雨にあい、友人と二人、バス停でもない場所で、やってきたバスに必死で「乗せて〜‼️」と両手を振り、自転車を放り投げてビショビショの姿で、半分泣きそうになりながら乗り込んだ事もありました。

　この辺りで大雨に遭い

　このあたりでバスに拾ってもらったな〜　

集落を通るバスがなくなるのは、地域が置いてけぼりにされるような、忘れられるような、切ない気持ちになりますが、毎日誰も乗っていないバスを見続けるのも切ないものです。

　

先日、バスを撮影していたらお客と間違われてバスを止めてしまった事もあり、お詫びも兼ねて最終便に乗ることにしました。

友達を誘ったら、雨の日に一緒にバスを止めて乗り込んだ友人が一緒に乗ってくれました。彼女もその事を覚えていました。

地元青水から甲山行き最終バスに乗り、世羅高校前で下車、近くにある同級生のお宅でコーヒーをいただきながら、帰りの小国行き最終バスを待ちます。

　

　同級生がもう一人乗り合わせてくれました。

　

同じ思いの方がいらしたようで、バスは七人の乗客を乗せて最終地点の小国へ。

私達三人は地元で降車しましたが、最後の終点では、お別れのセレモニーがあるらしく、新聞社も来るとの事。

最後にきちんとそんなお別れがあるとわかり、良かった〜と思いました。

芸陽バスから中国バスにバス会社も代わり、そしていよいよ路線バスは、廃止となりました。

　長い間、ありがとうございました。